「よかったなぁ、かあちゃん」  ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年7月16日

今日ご紹介するお話。
舞台はちいさな公園です。

 

よかったなあ、かあちゃん

よかったなぁ、かあちゃん

 

 

3人の男の子たちがいつも遊んでいる公園。
ベンチに、おじいさんとおばあさんが座っていました。
おばあさんは認知症。
遊びに来た男の子たちを、
昔亡くなったわが子と間違えたようです。

そして数日後。
おじいさんから
「おばあさんが居なくなった!!」と聞かされた3人は――。

 

 

 

認知症のおばあさんの姿を目の当たりにした
男の子たちのとっさの一言に、胸が締めつけられます。

 

これからますます進む高齢化社会。
誰もが思いやりの心を持って生きていけますように。

この本には、
そんな願いが込められているように感じました。

 

同時に、
おばあさんはいろんなことを忘れてしまったけれども、
わが子のことはいつまでもおぼえている、
そんな母の愛情も垣間見えるお話です。

 

 

《よかったなぁ、かあちゃん》
西本鶏介/文
伊藤秀男/絵
講談社