タグ別アーカイブ: ママの涙を誘う絵本

「いしゃがよい」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2017年2月6日

風邪やインフルエンザ、流行していますね。

 

この季節になると、いつも思い出す絵本があります。

いしゃがよい
いしゃがよい

 

風邪をひいたパンダ、ファンファンを荷台に乗せて、
エンさんは自転車をこぎます。
ひと山越え、ふた山越え、医者通い。

毎冬エンさんは、風邪を引いたファンファンを
何度もお医者さんに連れて行くのです。

 

やがて月日は経ち、年老いていくエンさん。
すっかり大人になったファンファンは……。

 

 

「おじさんとパンダ」という不思議な組み合わせですが、
ふたりを結ぶ強い絆が、親子の愛情を感じさせます。

 

 

子どもが小さいころって本当によく体調を崩すし、
「なぜこのタイミングで!?」ということも多いですよね。
つくづく、子育ては思いどおりにいかないなぁと
落ち込んでみたり、悲しくなってみたり。

 

 

それでもわが子のために、
寒い中通院して、寄り添って看病して……。
きっとそのひとつひとつが、親子としての一ページを
作っていくのかもしれません。

 

《いしゃがよい》
さくらせかい/作
福音館書店

 

「みずいろのマフラー」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2016年12月21日

子どもたちの日常を、時にあたたかく、時に切なく描く絵本作家、

 

くすのきしげのりさん。

 

先日の「ふくびき」に続き、もう1冊ご紹介します。
ひときわ”泣ける”、この作品。

みずいろのマフラーみずいろのマフラー

 

ちょっと気弱な転校生、ヨースケ。
同級生たちはつい、調子に乗ってヨースケをからかってしまいます。
困った顔をしながらも仲間についていくヨースケ。

 

そんなやりとりを見てしまった彼のお母さんは、
「あなたたち、なにやってるの!」
ふるえた声で叫びます。

同級生とヨースケの関係はギクシャクしたものに……。
そして、お母さんが「みずいろのマフラー」に込めた願いとは。

 

「いじめ」と「からかい」の境界線、
思いをつたえることの大切さと難しさ、
子どもたちの普段の暮らしにありそうなエピソードの数々が、
鮮明に描かれています。

親として、どのように子どもたちと関わっていったらいいのか、
考えさせられるストーリーです。
小学生への読み聞かせにもぜひ。

 

《みずいろのマフラー》
くすのきしげのり/文
松成真理子/絵
童心社

 

 

 

 

「ふくびき」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2016年12月1日

今日から12月ですね。
クリスマスプレゼント選びもいよいよ本番、というところでしょうか。

 

 

今日ご紹介する絵本は、
「おかあちゃんにもクリスマスプレゼントを渡したい!」という
心優しい姉弟が主人公。

 

 

ふくびき
ふくびき

 

 

幼い姉と弟は、お母さんがほしがっていたバッグを買いに、
おこづかいの80円を握り締めて商店街へ向かいます。

 

80円で買えるバッグはない、と
がっかりした姉弟の目に飛び込んできたのは、
「ふくびき大会」の商品、ハンドバッグ。

 

これを当てよう!と意気込む2人ですが……。

お姉ちゃんと弟の一途な気持ちに打たれた、
大人たちの思いがあたたかく交わります。

 

普段の暮らしでも、
こんなふうに子どもたちを見守りたいなと素直に感じられるお話です。

ところで、姉弟はバッグを無事当てることができたのでしょうか?
そのあたりも気になるところです。

 

 

おこだでませんように」で有名な、くすのき しげのりさんの作品。
こころにじわっと染みていく、おすすめの一冊です。

《ふくびき》
くすのき しげのり/作
狩野富貴子/絵
小学館

 

 

 

 

「あのときすきになったよ」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2016年3月7日

そろそろ、3学期も終わりに向かいますね。
子どもたちにとって、
なかよしの友達との別れも少しずつ近づく、切ない季節。

 

 

今日ご紹介するのは、女の子の友情を描いたお話です。

あのときすきになったよ

「あのときすきになったよ」

 

 

主人公は小学1年生の「しっこさん」と「わたし」

 

クラスから少し浮いた感じの「しっこさん」。
「わたし」も彼女にはあまり近づかないのだけれど、
保健室、校庭、
なぜだか時おり一緒になるふたり。

 

心の距離はいつしか、少しずつ近づいていき、
ある日の授業中、「わたし」に大きな事件が起こります。

 

そのとき、しっこさんがとっさに取った大胆な行動とは……!!

 

 

学校という、子どもだけの世界って、
日々ドラマが生まれているんだなぁと
素直に感動できるおはなしです。

 

そしてわたしたち大人は、勝手な価値観で
子どもたちのドラマに
ズカズカと入り込んじゃいけないんだなと感じます。

 

 

舞台は小学校1年生の教室ですが、
どの学年にも十分伝わる内容。
(もしかしたら、読み聞かせるには高学年のほうが
向いているかもしれません)

 

 

《あのときすきになったよ》
薫くみこ/作
飯野和好/絵
教育画劇

 

「おこだでませんように」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年6月29日

星に願いを・・・・・・。

7月7日、七夕が近づいてきました。

今日ご紹介するのはこちら。

 

おこだでませんように

「おこだでませんように」

 

 

主人公は小学1年生の男の子。
いつも、「おかあちゃん」や「せんせい」に怒られてばかり
でも、彼には彼の言い分があるんです。

 

妹と遊んでやっても、わがまま言ってすぐ泣くし、
(「また泣かせたの?」とおかあさんに怒られる)

休み時間に歌をうたっただけで先生に怒られるし、
(入学式のときは「元気がいいねぇ」とほめられたのに…)

 

 

 

そんな彼が、短冊を前に、
一生懸命書いたお願いごととは・・・・・・・・?

 

 

 

子を持つ親にとっては、
胸をキュッと掴まれてしまうようなお話です。

 

 

 

《おこだでませんように》
くすのきしげのり/作
石井聖岳/絵
小学館