タグ別アーカイブ: “木を知る”木のほん

「ツリーハウス」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2016年4月19日

「木」にまつわる絵本はないかな、と探していたところ、
こんな絵本と出会いました。

 

ツリーハウスツリーハウス

 

 

タイトルとはうらはらに、
クジラとシロクマが泳ぐ「海の絵」から始まります。

 

シロクマがたどり着いたのは、海の上に建つツリーハウス。
そこへ茶色のクマもやってきて、2頭の暮らしが始まります。
そこへ、動物が遊びに来たり、鳥が羽を休めに来たり。
やがて動物たちは去り、再び2頭だけになって……。

 

こちらの絵本、実は文章がまったくない、絵だけの本。

情景がとても美しく描かれ、
眺めているだけでも幸せな気持ちになります。
オランダ人の父娘が描く色彩豊かな絵の世界。
子どもたちの想像力が、大きく広がりそうです。

 

《ツリーハウス》
ロナルド・トルマン、マライヤ・トルマン/作
西村書店

 

「クマのたんす」  ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年11月5日

今日ご紹介するのは、

「キシルの絵本棚」始まって以来の児童書です。

くまのたんす
クマのたんす

 

100年以上続く老舗の家具屋、森山家具店。
ところが近くの大通りに新しい家具量販店がオープンし、
お客さんはみんなそちらへ行ってしまいました。

 

若い店主の冬樹さんが途方にくれていると、
お店に思いがけない訪問者があらわれて・・・・・・・・!!

 

ファンタジーでありながら、

林業や家具職人の現状や
「もの」とのつき合いかたについて考えさせられる内容。

 

 

お子さんにはもちろんのこと、
林業に携わる人や、
家具を作る人、売る人、そしてもちろん使う人、
すべての大人におすすめの一冊です。


ぜひお子さまと一緒に読んでみてくださいね。
一晩に少しずつ、読み聞かせてあげるのもおすすめです。

 

《クマのたんす》
茂市久美子/作
土屋義晴/絵
教育画劇

 

 

「しんりんてつどう」  ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年10月9日

先日、図書館でふと見つけた一冊。

力強いモノクロのタッチが印象的です。

 

しんりんてつどう

しんりんてつどう

 

山と町を結ぶ蒸気機関車の一日を、
ていねいにそしてドラマティックに描いています。

朝は客車にお客さんを乗せて町へ下り、
山に戻ったあとは、材木を運びます。

森林鉄道の歴史は明治時代にさかのぼります。

それまで川に流して運んでいた木材。
明治時代になり、全国各地に森林鉄道が整備されました。

この本には、そんな時代の様子が
クロッキー画のようなイキイキとしたタッチで描かれています。

鉄道好きの男の子に、特におすすめの絵本です。

 

《しんりんてつどう》
みねむらかつこ/作・絵
福音館書店

 

 

 

 

「ざぼんじいさんのかきのき」 ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年10月1日

朝晩はかなり涼しくなり、秋がやってきましたね。

芸術の秋、スポーツの秋、そして味覚の秋。

 

 

 

秋を感じる、今日の絵本はこちら。

 

ざぼんじいさんのかきのき

ざぼんじいさんのかきのき

 

 

ざぼんじいさんは、いつも自分の家の柿の実をひとりじめ。
子どもたちにくれるものといったら、
「かきのへた」「はっぱ」「えだ」

 

でも「まぁうれしい、へたをくださるのね」
ニコニコしながらそれを受け取り、
おもちゃに変えて、子どもたちとわいわいがやがや遊ぶのは

 

となりの家の、まあばあさん。

いじわるしたざぼんじいさん、
楽しそうな様子が気になって仕方ありません。

 

そこでざぼんじいさんが起こした事件とは・・・・・・・!!

 

 

ひとりじめして抱え込むより、
みんなとシェアして楽しんだほうが、きっとうれしい。

あっけらかんとした、まあばあさんの言葉から
そんな気持ちを再確認する、ほっこり絵本です。

 

ま、
たまには子どもに隠れて
ケーキをこっそり食べる喜びもたまりませんけどね(笑)

 

 

《ざぼんじいさんのかきのき》
すとうあさえ/文
織茂恭子/絵
岩崎書店

 

 

 

 

 

「わたしは樹だ」  ~キシルの絵本棚~

投 稿 日 : 2015年7月6日

今日の一冊は、「樹」のお話です。

 

わたしは樹だ

「わたしは樹だ」

 

 

舞台は屋久島。
ここで生まれた小さな種が、
何百年、何千年もかけて
大きな大きな「樹」になっていく様子が描かれています。

 

生きていく過程で
樹は他の生きものたちに支えられ、
育った後には、他の生きものの住みかとして自分を提供します。

 

どっしりと根を張って助け合う森の様子は、
私たち人間が見習うべき「生き方」かもしれません。

 

 

自分の根を張り、
自分を支えてくれるものを支えること。
与えられた場所で、
自分のすべきことを丁寧に咲かせていくこと。

 

自然の雄大さはもちろんのこと、
「生きる」ことの美しさを
改めて感じることのできる一冊です。

 

《わたしは樹だ》
松田素子/文
nakaban/絵
アニノマ・スタジオ